日付 ターゲット 釣果 同行者
平成15年7月12日 イサキ 黒鯛1 ひまあるひでき
中潮(12) 船宿 イサキ4 ゆみおりーな
晴れ時々曇 伊東港加納丸 サバ多
熱海で会議のついでに同僚はゴルフというので、こちらはせっかくなので伊豆での釣りを楽しむことに。
往路は「仕事」なのだが、クーラーボックスを抱えて新幹線に乗車。「会議に出なくて良いから晩のおかずを釣って来い」という暖かい心配りもあったので、来年は是非実行したい。
ひでちゃんがレンタカーを走らせて旅館まで拾いに来てくれると言うので、お世話になることにして、以前行きそびれた伊東の加納丸へ。
前夜の宴会は当然にビール一本で、しかもそのあと風呂に入って早々にアルコールを飛ばし、二次会も「棄権」して午前三時起床に備える。案の定、一時間おきに目がさめる。

幸先のいいイサキなどオヤジギャグを飛ばしながら、目的地の港に到着すると、偶然にも船頭さんが荷物をひいて船支度をするところであった。
船は小型だったが、我々三人を除き他のお客さんが一人だけで、仕立ての趣。釣り座は左舷ミヨシに確保。
道具は、竿、リール、天秤、ステンカンはレンタルしたが、ラークまで貸してくれたので、楽々。

梅雨末期の小雨ぱらつく中、時折稲光が闇夜を照らす夜明け前、船は港を出てすぐにポイントへ。
ここでエサ付けなどのレクチャーを受けて仕掛けを投入し、上から30メートルの棚をキープすると、1分もしないうちに大きなアタリ。
リールのドラグがゆるかったのか中々巻き上がらず、これは大きいぞと慎重に巻き上げると、なにやら黒い大きな陰が水面に。日の出前なのでよく見えなかったが、船頭さんに手網どりしてもらって、黒鯛と判明。43センチあった。
バケツに入れても尻尾がはみ出て可哀想な状態を眺めつつ、調理法を考えてニンマリする至福のとき。
この間、ひでちゃんはほぼ同じ大きさのマダイをヒットさせて同じようにニンマリしていた(写真1)。

これは本当に幸先いいぞと気分を良くして、船は川奈沖へと向かう。
ここからはイサキ狙いらしく棚が20メートルとやや浅め。
先ほどの運はどこへやら。アタリが全くない中で、雨は次第にひどくなり豪雨のようになってくる。
それでも、魚探の反応を見ながら、舟はイサキの群れを探しつづけ、伊東沖〜川奈沖を行ったり来たりする。
天気が悪いせいか、僚船はわずかに1。
それでも次第に天気回復し時折晴れ間も出るようになった。

ゆみおりーなは、寝不足が出てしまい船の上で船を漕いでいたが、それでもしっかりとサバを次々ゲット(写真2)。
もともとお洒落な彼(女?)ではあるが、魚のシミのついたTシャツに首からタオル、滑った手では開かないペットボトルをかじって開けるなど、だんだんと「その道」に近づいている。

加納丸の船頭さんは、若いが面倒見がよく、棚もこまめに教えてくれるので、釣りやすかった。
仕掛けも6mくらいあったから、これ以上乗っていたらおそらくオマツリが多くて困っただろう。
結局イサキは28センチが3匹で、やや小ぶりの20センチが1匹だった。
その間、50センチ近い大サバがたくさん釣れて、全部持って帰ると大変だろうと、間引きしながらつっていった。

家に戻り、イサキは塩焼き、黒鯛は半身を刺身にして、骨回りは味噌汁のだしにとり、いずれも美味(だったようだ)。
というのも、刺身まで作ったら体力の限界に近づき、持病の頭痛が発生し、横にならざるを得なかったというオチ。

写真1
閑人&ひまある
写真2
サバの女王と加納丸